令和6年度12月議会に議員の期末手当を上げる議案が上程され可決しました。
わかりやすく言うと、議員のボーナスが月給の4.5カ月→4.6カ月になるということです。議員の月額報酬は34万円ですので約34000円ボーナスが増えるということになるでしょうか。議員の年額報酬は560万円くらいになります。これが高いか安いかは活動量にもよりますので一概には言えません。しかし、皆さんは給料が上がりましたか?生活が楽になりましたか?多くの市民は生活がきつくなったと実感していると思います。そんな中、大した理由もないのに議員の報酬を上げるのには大反対です。議員は市民の代表です。市民が可処分所得が増えたと実感できた後に必要があれば議員報酬の引き上げについて話し合うべきだと思います。
衆議院選挙後にいわゆる103万円の壁を178万円に引き上げる話し合いを与党と国民民主党で行っております。まだはっきりとはわかりませんが与党の税制改正大綱では123万円に決定されました。この与党案の場合ですと減税される金額は年収300万円の方で5千円、年収600万円の世帯で約1万円です。これだけ民意が減税を求めていて、与党が過半数割れをしている状態でもこの程度しか減税ができないと戯言を言っているのに議員が理由もなく3万円の報酬を増やして良いのでしょうか。国政と市政をごっちゃにするなという指摘もあるかと思いますが市民からしたら関係ありません。「議員だけずるい」「まずはお前たちの身を切れ」と思うのはごもっともです。
他にも議員の特権意識ばかりが目立つ一年でした。政治団体を作ってそこに資金を集めれば何をやっても税金はかかりません。使い道も使途不明とすれば税務署もノータッチです。SMクラブにいってもキャバクラに行っても高級料亭で食事をしても賄賂として配っても使途不明金で済んでしまいます。このような政治家不信の中、議員の報酬を上げるなんて民意を逆なでするにもほどがあります。まずは自分たちに厳しくするべきです。そんな思いがありましたので今回の議案に反対いたしました。
賛成多数で可決しましたので私の期末手当も増えます。「いらないなら貰うよ」という声も同僚議員からいただきました(笑)この増えた分も含めて今後の活動でお返ししていく所存です。
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